財界トップがプレミアムフライデーで買ったものとは?

経団連会長、消費喚起に一役 

ショッピングを楽しむ経団連会長夫妻(24日午後、都内)

 月末の金曜日に早期退社を促し、低迷する消費拡大と働き方改革を狙う官民キャンペーン「プレミアムフライデー」が始まった。初日の24日は旗振り役の経済界トップも仕事を早めに切り上げ「特別な金曜日」の演出に一役買った。  14時半過ぎ。経団連の榊原定征会長が訪れたのは日本橋三越本店(東京都中央区)。惠美子夫人とともに20分ほどかけてネクタイを選んだ。夫婦そろってゆっくり買い物するのは「数年ぶり」とか。「趣味が異なるので一緒に選ぶと安心感がありますね」(惠美子夫人)。「こうした時間を得られるのもプレミアムフライデーの効果かな」(榊原会長)。仲むつまじい様子をみせた。  あれこれ悩んだ結果、購入したのはそれぞれ色合いの異なる1本2万3000円のイタリア製ネクタイ、2本。この後、榊原会長は東京駅で行われたキックオフイベントにも出席。夜は世耕弘成経済産業相夫妻とともに「ダブルデート」をする予定も明かした。    個人消費が力強さを欠く中、政府と経済界トップが推進する今回の取り組みへの関連産業の期待は大きい。ただ、仕事を早く切り上げることができても「家でゆっくりしたい」といった声が聞かれるなど、将来不安を払拭(ふっしょく)できない中での施策効果を疑問視する声もある。  24日は都心を中心に15時退社を見込んださまざまなイベントが開催されたが、一過性のブームに終わらせず、肝心の働き方改革とともに、長い目で定着させる視点が重要だ。

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