求む、技術革新。介護の世界は人手不足が深刻

パナソニックの離床アシストロボット

*パナソニック、ベッドの半分が車いすに変形する介護ロボ  パナソニックはベッドの半分が電動フルリクライニング車いすに変形する重度要介護者向け離床アシストロボット「リショーネプラス」を2017年1月に発売する。特別養護老人ホームや介護付有料老人ホームなどに販売する。消費税抜きの価格は90万円。17年度に500台販売する。  離床が困難な重度要介護者に対し、安全でスムーズな移乗介助と、介護者の負担軽減を両立する介護アシストロボット。同社は14年に限定品の「リショーネ」を100台販売。そこで得た利用者や介護スタッフの意見を反映し改良した。  例えば14年型のリショーネでは右半分が車いすに変形する仕様だったが、今回は間取りに合わせて左右のどちらかを選択できるなどの工夫を施した。  まず17年1月から同3月までに150台を販売し、17年度からはレンタル対応も始める。18年度には1200台の販売を目指す。 日刊工業新聞2016年10月13日  住友理工は2017年春に床ずれ防止マットレス「SRアクティブマットレス=写真」を発売する。九州大学医学部の古江増隆教授との共同研究で開発し、9月末に九州大病院へ先行販売した。連携協定を結ぶ九州大との共同開発製品を発売するのは初めて。独自開発した圧力センサー「スマートラバー(SR)センサ」の応用製品として展開する。  (住友理工の床ずれ防止マット)  SRアクティブマットレスの大きさは幅830ミリ×長さ1890ミリ×厚さ150ミリメートル、重量は13・5キログラム以下。価格や販売目標などは現在詰めている。センサーで計測した体圧分布を基に、マットレスの内部で膨張・収縮を制御して寝ている人の体の形状に合わせて変化する仕組み。体圧が分散することで床ずれ防止につながる。  住友理工は九州大、福岡県糸島市と連携協定を結び、4月にオープンラボ「九州大学ヘルスケアシステムLABO糸島」を同市に開設して新製品開発などに取り組んでいる。 日刊工業新聞2016年10月13日  昭和電工はベッドの脚部4カ所の下に敷くだけで、就寝中や離床など利用者の動作を検知できるアルミニウム製センサー(写真)を開発、発売した。わずかな重量変化をセンサーの変形によって認識し、電気信号に変換して測定する。キャスター式・固定脚式の既設ベッドに設置して使えるため、導入しやすい。病院や介護施設向けで、基本セットの希望価格は18万円。離床センサー全体で、2018年までに10億円規模の売り上げを目指す。 (昭和電工の離床などを検知するセンサー)  軽くて剛性が高いアルミニウムの特性を活用した。臥床(寝た状態)や離床に加え、動き出しや起き上がり、腰掛けといった細かい動作も検知して転倒や転落のリスクを軽減する。体重の測定や睡眠状態の判定もできるほか、データを蓄積すれば利用者の生活パターンの解析も可能。オプションで脈拍数や呼吸数を測定する非接触センサーも用意した。 日刊工業新聞2016年10月13日

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