バッテリーを複数でシェアするEV、ホンダがモーターショーに出展

水素切れの心配なく、水素ステーションの営業を確認

バッテリーを交換できる本多のEV

 東京・有明の東京ビッグサイトで開幕中の東京モーターショーの見所の一つが、エネルギーを賢く使うスマートコミュニティーを支える自動車、製品だ。ホンダは配送業務向けにバッテリーを複数台でシェアする小型電気自動車(EV)を、三菱電機はEVと家庭をシームレスでつなぐ充電器を紹介。富士通は水素社会の移動を支えるアプリケーションを出品し、人、社会、車の新たなつながりを提案している。    【配送業務を想定】  ホンダはドライバーが充電バッテリーを交換できる小型EVのベースモデルを出展。出発前に目的までの走行に必要な電力分の本数のバッテリーをセットし、到着後は抜いて充電。充電切れになれば、スペアタイヤのように充電済みバッテリーに差し替えできる。  ピザの配達のように決まった範囲で移動を繰り返す配送業務での利用を想定。店舗で常に充電し、配達から戻った車両のバッテリーと交換する。必要な本数のバッテリーを保有し、しかも複数台で共有できるので車両の購入費を抑えられる。「配送業務の二酸化炭素(CO2)排出量削減にもつながる」(ホンダ担当者)と話す。  【負担なく節電】  三菱電機はEVやプラグインハイブリッド車の非接触充電器を参考出品した。所定の位置に停車すると充電を始める。同社は生活パターンに合わせて太陽パネルやEV、電力会社の電力を使い分けて節電するエネルギー管理システムを実用化している。非接触充電器は放電も可能。充電プラグをつながなくても車載電池から家庭に電力供給でき、生活者は負担なく節電効果を引き出せる。  富士通は水素ステーションの情報を確認できるアプリを紹介。地図上に営業中のステーションを表示するほか、残りの水素で走行できる距離を円で示し、直感的に移動可能な範囲がわかる。移動式水素ステーションの場所も表示でき、水素切れを防げる。  2014年末に燃料電池車が発売され、15年度中には水素ステーションが全国100カ所に整備される予定。アプリも水素社会を支える。 (文=松木喬)

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