クアルコム分社化で、インテルは買収に動くか?
モバイル向け半導体、設計・ライセンス会社と製造会社に分割検討
モバイル向け半導体世界最大手の米クアルコムをめぐる動きが急になっている。競争激化などによる業績悪化を受け、同社のスティーブ・モレンコフCEOは正規社員の15%削減と期間従業員の大幅削減、さらに分社化の検討を始めることを22日に表明した。
分社化については以前も検討したことがあるが、高収益を上げている半導体の設計・ライセンス部門と、製造部門の二つに分けるというもの。ロイターの報道によれば、クアルコムの分社化が実現した場合、モバイル分野で出遅れた米インテルが半導体製造会社を買収し、この分野での起死回生を狙うのでは、との観測がウォール街のアナリストの間でささやかれているという。
クアルコムの第3四半期(4-6月期)は、前年同期に比べ売上高が14%、税引き前利益が47%それぞれ減少。台湾のメディアテックなどが低価格のスマートフォン向けチップで急成長し、クアルコムの顧客を奪っているほか、長年のパートナーである韓国・サムスン電子のスマートフォンのシェアが下落。それに加えてサムスンがフラッグシップモデルの「ギャラクシー6」に搭載するチップを、クアルコムの「スナップドラゴン」から自社製に切り替えたことも大きく響いている。
分社化については以前も検討したことがあるが、高収益を上げている半導体の設計・ライセンス部門と、製造部門の二つに分けるというもの。ロイターの報道によれば、クアルコムの分社化が実現した場合、モバイル分野で出遅れた米インテルが半導体製造会社を買収し、この分野での起死回生を狙うのでは、との観測がウォール街のアナリストの間でささやかれているという。
クアルコムの第3四半期(4-6月期)は、前年同期に比べ売上高が14%、税引き前利益が47%それぞれ減少。台湾のメディアテックなどが低価格のスマートフォン向けチップで急成長し、クアルコムの顧客を奪っているほか、長年のパートナーである韓国・サムスン電子のスマートフォンのシェアが下落。それに加えてサムスンがフラッグシップモデルの「ギャラクシー6」に搭載するチップを、クアルコムの「スナップドラゴン」から自社製に切り替えたことも大きく響いている。
ニュースイッチオリジナル