アップルサプライヤーまたもや経営危機、半導体の英イマジネーションが身売り発表

アップルによるGPU内製化の方針変更で企業存続困難に

iPhone 8/8 Plus/Xに搭載され、GPUまでアップルが自社開発した「A11バイオニック」(アップルの公開動画から)

**売却先は米ラティス買収を仕掛けるも、トランプ大統領が阻止  半導体メーカーの英イマジネーション・テクノロジーズが22日、投資ファンドに会社を身売りすることで合意したと発表した。イマジネーションはこれまでアップルのiPhoneなどに画像処理半導体(GPU)技術を提供してきたが、GPUの内製化を図るアップルが同社との契約を2年以内に停止すると今年4月に通告。イマジネーションでは売上高の約半分を占めるアップル向けビジネスを失うことになることから、会社の存続が難しいとみて6月以降、身売りを模索してきた。  身売り先は米シリコンバレーを本拠地とする未公開株投資ファンド、キャニオン・ブリッジ子会社のCBFIインベストメント。売却額は約5億5000万ポンド(約825億円)。  アップルはiPhoneやiPadに搭載するARMアーキテクチャーのマイクロプロセッサー「Aシリーズ」について、自社で設計を行なっている。  12日にアップルが発表したiPhone 8/8 Plus/X向けのマイクロプロセッサー「A11バイオニック」でも、6コアあるうち3コアにアップル自社開発のGPUを搭載。顔認証機能をはじめ、人工知能(AI)による画像処理や拡張現実(AR)に活用している。外部調達ではなく、自社開発のハードウエアとソフトウエアを高いレベルで密に融合させることで、他社製スマートフォンとの差別化を狙う方針のようだ。

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