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ハイボール人気に乗れ!サントリーが米バーボンの取扱店4倍増へ

年内に2000店、洋風ハイボールを定番ブランドに
 サントリースピリッツは、米国バーボンウイスキー「メーカーズマーク」の取扱店数を2017年末に2000店と、16年末の4倍に増やす。

 業務市場のハイボール人気が家庭でのウイスキー飲用率アップにつながる好循環が生まれていることから、メーカーズマークを「知多」の和風ハイボールと並ぶ、洋風ハイボールの定番ブランドに育成する。

 東京・銀座と虎ノ門に、それぞれPR店舗を開設。販売数量は20年に10万ケース(17年見込みは4万1000ケース、1ケースは9リットル換算)を狙う。

 メーカーズマークは米ケンタッキー州の蒸留所で生産し、冬小麦を原料に使うことによる華やかな香りと飲みやすい味わいが特徴。

 一般サイズの消費税抜き価格は3400円。普及のため業務店のハイボールで一般消費者が味わう機会を創出すると同時に、200ミリリットルで同924円のお試しサイズ商品をコンビニエンスストア限定で9月19日に発売する。
日刊工業新聞記者
日刊工業新聞記者
銀座の店舗(写真)は常設タイプで席数は18席。オレンジピールのハイボールなど“香り”を生かしたハイボールを販売する。居酒屋や小売店など業務向けのセミナー会場でも活用する。虎ノ門の店舗は28日に開設し、9月24日までの期間限定タイプ。20―30代の若手男女に訴求する。 (日刊工業新聞第ニ産業部・嶋田歩)

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