冷凍食品で最も成長している米飯類、「焼おにぎり」に1等米
ニチレイ、26年ぶり刷新
ニチレイフーズ(東京都中央区、大櫛顕微也社長)は、冷凍食品「焼おにぎり10個入り」を26年ぶりに刷新する。関西工場(大阪府高槻市)に建設した新ラインで生産し、9月1日に発売する。焼きおにぎり市場は2012―16年度で1・2倍強になり、今後も成長が見込まれている。これまで1個当たりの重量が大きい6個入りの商品力強化に重点を置いていたが、定番の10個入り商品も刷新してシェア拡大を狙う。
焼きおにぎりは冷凍食品業界で最も成長している米飯類において、チャーハンと並ぶ重要商品。ニチレイフーズと日本水産がトップシェア争いを繰り広げる。ニチレイフーズは4月に6個入り商品「本格焼おにぎり」をリニューアルし、北海道産の1等米「ゆめぴりか」100%使用で高級感を打ち出した。
顧客調査では6個入りが1人や2人世帯購入が多いのに対し、10個入りはファミリー層が7割となっており、「味と品質のアップで家庭層も新たな需要創出が見込める」(竹永雅彦常務執行役員)と判断した。
関西工場のライン投資額は非公表。1等米を使い、おにぎりにしょうゆダレを塗る工程と焼き工程を2回ずつにしたほか、表面だけを集中的に焼く素焼き工程も導入。うまみだけでなく、見た目の照りやツヤ感も高めている。
焼きおにぎりは冷凍食品業界で最も成長している米飯類において、チャーハンと並ぶ重要商品。ニチレイフーズと日本水産がトップシェア争いを繰り広げる。ニチレイフーズは4月に6個入り商品「本格焼おにぎり」をリニューアルし、北海道産の1等米「ゆめぴりか」100%使用で高級感を打ち出した。
顧客調査では6個入りが1人や2人世帯購入が多いのに対し、10個入りはファミリー層が7割となっており、「味と品質のアップで家庭層も新たな需要創出が見込める」(竹永雅彦常務執行役員)と判断した。
関西工場のライン投資額は非公表。1等米を使い、おにぎりにしょうゆダレを塗る工程と焼き工程を2回ずつにしたほか、表面だけを集中的に焼く素焼き工程も導入。うまみだけでなく、見た目の照りやツヤ感も高めている。
日刊工業新聞2017年7月6日