ファミチキ開発のドン引退記念の「丼」発売
上田準二前会長が完全引退。ファミチキ使った「黒幕引き丼」
ファミリーマートは上田準二前会長の“完全引退”を記念した商品「黒幕引き丼=写真」を23日、発売する。骨なしフライドチキン「ファミチキ」に南蛮たれとタルタルソースを合わせ、カレー風味のキャベツ炒めを添えて丼仕立てにした。消費税込みの価格は498円。数量限定。
上田氏は2002年からファミマ社長、13年から会長を務めた後、16年9月にユニーグループ・ホールディングス(HD)との経営統合で発足したユニー・ファミリーマートホールディングス(HD)の社長に就いた。17年2月末に社長を退任し、25日のユニー・ファミマHD株主総会で取締役からも退く。
ファミチキ開発のきっかけを作り、経営統合を主導するなどファミマの“ドン”だった上田氏をイメージする、黒パッケージで丼を覆った。
料理好きで、自ら考案したレシピを元に「社長のごはん」「会長のごはん」シリーズで「あじの干物とたくあんの粋な社長チャーハン」などを商品化してきた上田前会長。ファミチキは2006年の発売以降、累計10億本以上を売り上げた同社の看板商品になっています。
フライドチキンというと骨付きのイメージが強い中、上田前会長が伊藤忠商事畜産部にいた経験を生かし、「鶏もも肉の腰側にある、骨なしの『サイ』の部分を使ってみては?」とアイデアを出したことがファミチキの開発につながりました。上田前会長は「黒幕引き丼」の開発には関わっていませんが、試食して「面白い、くせになる味」とご満悦だったそうです。
(日刊工業新聞第ニ産業部・江上佑美子)
「応援していた稀勢の里が横綱になり思い残すことがなくなった」と退任理由を煙に巻くのは、ユニー・ファミリーマートホールディングス(HD)社長の上田準二さん。
ユニー・ファミマHD社長を務めたのは半年間だが、「私にとっては半年ではない」とも。「ファミマとユニーグループ・ホールディングスの合併に動いた3年間」だったともいえる。
ユニー・ファミマHD社長は「延長戦だった」と心境を明かす。2016年12月、70歳になった。「70歳はまだ若い。若いと思っているうちに区切りを付けないと晩節を汚す」とキッパリ。
上田氏は2002年からファミマ社長、13年から会長を務めた後、16年9月にユニーグループ・ホールディングス(HD)との経営統合で発足したユニー・ファミリーマートホールディングス(HD)の社長に就いた。17年2月末に社長を退任し、25日のユニー・ファミマHD株主総会で取締役からも退く。
ファミチキ開発のきっかけを作り、経営統合を主導するなどファミマの“ドン”だった上田氏をイメージする、黒パッケージで丼を覆った。
記者ファシリテーター
料理好きで、自ら考案したレシピを元に「社長のごはん」「会長のごはん」シリーズで「あじの干物とたくあんの粋な社長チャーハン」などを商品化してきた上田前会長。ファミチキは2006年の発売以降、累計10億本以上を売り上げた同社の看板商品になっています。
フライドチキンというと骨付きのイメージが強い中、上田前会長が伊藤忠商事畜産部にいた経験を生かし、「鶏もも肉の腰側にある、骨なしの『サイ』の部分を使ってみては?」とアイデアを出したことがファミチキの開発につながりました。上田前会長は「黒幕引き丼」の開発には関わっていませんが、試食して「面白い、くせになる味」とご満悦だったそうです。
(日刊工業新聞第ニ産業部・江上佑美子)
日刊工業新聞2017年5月23日
稀勢の里が横綱に、思い残すことない
「応援していた稀勢の里が横綱になり思い残すことがなくなった」と退任理由を煙に巻くのは、ユニー・ファミリーマートホールディングス(HD)社長の上田準二さん。
ユニー・ファミマHD社長を務めたのは半年間だが、「私にとっては半年ではない」とも。「ファミマとユニーグループ・ホールディングスの合併に動いた3年間」だったともいえる。
ユニー・ファミマHD社長は「延長戦だった」と心境を明かす。2016年12月、70歳になった。「70歳はまだ若い。若いと思っているうちに区切りを付けないと晩節を汚す」とキッパリ。
日刊工業新聞2017年2月09日