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サイダーの訴求は瀧くんとべっぴんさんにお任せ!

アサヒ飲料が「三ツ矢」ブランド刷新、“日本発の炭酸”前面に
 アサヒ飲料は16日、炭酸飲料「三ツ矢」ブランドで“日本発の炭酸飲料”の価値を前面に押し出すことなどを柱とした、2017年の事業戦略を発表した。商品は「三ツ矢サイダー」「同ゼロストロング」「同W」の主力3品を21日に刷新する。ブランド全体で17年に前年比2・5%増、4000万箱(1箱は500ミリリットルの24本換算など)の販売を目指す。

 主力3商品の刷新と並行して、三ツ矢サイダーの160ミリリットル缶を20万人に無料配布する「そとのみプロジェクト」を、全国9都市の商業施設で始める。

 三ツ矢サイダーは1884年に誕生した歴史あるブランド。この価値を前面に出し「唯一無二の国民的炭酸飲料と訴える」(岸上克彦社長)。広告キャラクターに俳優の神木隆之介さん、女優の芳根京子さんを起用(写真)。10―20代の若者にアピールする。缶コーヒー「ワンダ」や乳酸菌飲料「カルピス」といったアサヒ飲料の他商品に起用しているタレントのビートたけしさんらが登場する特別CMを流し、「全社一丸でPRする姿勢」(同)を打ち出す。

日刊工業新聞2017年3月17日



各部門で1位、2位を育成


 アサヒ飲料は28日、主力商品に経営資源を集中し、各商品部門で1位と2位のブランドを育成することなどを柱とする2017年の事業方針を発表した。17年の飲料販売合計は、前年比0・5%増の2億5500万ケース(1ケースは500ミリリットルの24本換算など)に設定。全体の伸び率は微増だが、缶コーヒー「ワンダ」や「三ツ矢サイダー」など主力6ブランドは、合計で同4・7%増とした。新商品や価格競争の激しい飲料業界で、強いブランドを育て差別化する。

 三ツ矢サイダーは同2・5%増の4000万ケース、ワンダは同3・8%増の4350万ケース、炭酸水の「ウィルキンソン」は同10・4%増の1800万ケースを計画。知名度の高い三ツ矢サイダーは、商品刷新で特徴の“透明性”をアピールすると同時に、全国各地の街頭でサンプリングを展開。ウィルキンソンは強めの炭酸を強調し、炭酸水部門で1位の座を固める。「十六茶」は積極的なPR活動で、18年にブレンド茶部門で1位を狙う。

日刊工業新聞2017年3月1日

明豊
明豊 Ake Yutaka 取締役ブランドコミュニケーション担当
どうだろう、この二人のイメージに炭酸飲料はあっているかな??

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