ニュースイッチ

明日は「成人の日」。モノづくりの世界で頑張る新成人!


中川鉄工/多田博紀さん−リーダー目指し技術高める


中川鉄工(大阪市城東区) 多田博紀さん

 機械加工を手がける中川鉄工(大阪市城東区)で入社2年目の多田博紀さんは、プラントや航空機、電車車両清掃機械など向けの部品の加工を担う。

 父親が金型製作していた姿に触発され、製造業への就職を決意した。中川鉄工を選んだのは、イメージしていた工場とは違う、整理整頓された職場だったから。ここで腕を磨きたいと考えた。

 昔から学業よりも機械工作に熱が入る。しかし「工具の素材や使い方など、勉強が6割、実践は4割ほど」と知識の習得に苦心。数時間を費やし製品を完成させた時や、加工効率向上への提案が採用された時に達成感を味わうと、学習努力が必要だと実感する。「70歳を過ぎても会社に貢献したい。10年後はチームリーダーとなれるよう、技術を高めていく」と抱負を語る。

 中川裕之社長は「おしゃべり好きで社内の飲み会もほぼ参加してくれる」と愛嬌(あいきょう)ある内面に目を細める。一方で「苦手でも勉強を続けて一人前になってほしい」と鼓舞する。
(文=大阪・中野恵美子)

渡辺鉄工/大井手竜彦さん−学ぶ意欲、成長の原動力


渡辺鉄工(福岡市博多区) 大井手竜彦さん

 自動車用車輪製造設備のリムラインや鋼板用のスリッターラインなど製作する渡辺鉄工(福岡市博多区)。入社2年目の大井手竜彦さんは管理部検査課で奮闘している。部品や完成品の寸法測定から試運転、成績書の作成までが担当だ。

 工業高校の工業化学科出身。図面の見方や溶接記号は入社して一から覚えた。勉強意欲が旺盛で「職人さんが多い現場。食らいついていきたい」と、やる気十分だ。同社を採用試験前に見学した。鉄工に抱いていたイメージと異なり、部品から作って完成品を生み出す意外な面を知り、車好きもあって入社を希望。「自分の仕事姿を見て検査課を希望する後輩が出てほしい」という。

 上司の林孝行管理部検査課長は「良く気付き自主的に行動して空き時間をつくらないよう努力している。今後の成長が楽しみ」と高評価。大井手さんが「学ぶ気持ちがあれば出身科は関係ない」と言い切る姿は頼もしい。
(文=西部・増重直樹)
日刊工業新聞2017年1月6日
三苫能徳
三苫能徳 Mitoma Takanori 西部支社 記者
ご成人おめでとうございます。新成人のみなさまが、それぞれ望んだキャリアを築いていけるよう祈念いたします! 「成人」って、あらためて字面だけ見るとすごい言葉だなと思いますが、社会的動物であるヒトはさまざまな関わりの中で“人”になり“大人”になっていくのでしょうね。(ダブル成人が近い私はまだまだ未熟者ですが・・・。)

編集部のおすすめ