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ホンダ・日産統合交渉でサプライヤーは?…2024年に注目を集めた「自動車」記事3選

ホンダと日産の経営統合交渉や相次ぐ「型式指定」不正など、2024年もニュースイッチでは自動車に関するニュースを多く配信しました。その中で、特に反響があった記事3選を紹介します。

産業界に波紋…自動車の「型式指定」不正、部品メーカーから漏れる声

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自動車の型式指定申請における不正が産業界に波紋を広げている。ダイハツ工業に端を発した事案は、トヨタ自動車やホンダ、マツダなど国内乗用車メーカー5社に広がり、計38車種で不正が確認された。国は現行生産車で不正があった3社に対象車種の出荷停止を指示した。サプライヤー各社は事業への影響など状況確認を急ぐ。中国など海外勢との開発競争が激化する中、制度のあり方を指摘する声も上がる。(2024・6・6)

量産終了15年、廃却・継続を再協議…トヨタが金型保管で新方針

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トヨタ自動車が自動車部品製造に使う金型の保管に関し、取引先に対する新たな方針を決めたことが分かった。量産終了後、保管期間が15年に到達した時点で廃却や継続保管などの方向性を再協議し、必要があれば取引価格に反映する。トヨタでは子会社が金型の無償保管で下請法に違反し、公正取引委員会から勧告を受けた。トヨタが取引のあり方を迅速に見直すことで、子会社やグループ会社への波及効果も期待される。(2024・7・11)

「淘汰されて数が減るだろう」…ホンダと日産の経営統合交渉、サプライヤーに広がる不安と期待

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ホンダと日産自動車の経営統合交渉入りをめぐり、サプライヤーの間では期待と不安の両方の反応が広がっている。取引先拡大など新たな事業機会の獲得につながる可能性がある半面、調達先の絞り込みへの危機感は強い。一方、専門家からは次世代の電動化・知能化領域だけでなく、足元で需要が好調なハイブリッド車(HV)の拡販、投資負担軽減を期待する声も上がる。(2024・12・24)


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