国内最大規模のPPA、ヤンマーなど15万kWの太陽光発電所
ヤンマーホールディングス(HD)とSMFLみらいパートナーズ(東京都千代田区、上田明社長)など3社は27日、バーチャルPPA(電力販売契約)に関する基本合意契約を締結したと発表した。2030年度までにPPAとしては国内最大規模となる出力15万キロワットの太陽光発電所を開発する。同発電所の再生可能エネルギー由来電力の非化石証書を環境価値としてヤンマーHDに提供する仕組みを構築する。12月1日に開始する。
ヤンマーHD傘下のヤンマーエネルギーシステム(兵庫県尼崎市)と、SMFLみらいパートナーズは、共同出資で発電事業を行う特別目的会社(SPC)を設立済み。ヤンマーHDは、発電に伴い生み出される再生エネ由来の電力から、環境価値のみを調達する20年間の契約を結んだ。
ヤンマーHDは環境価値の調達で、30年までに製造など直接的な事業活動のカーボンニュートラル(温室効果ガス排出量実質ゼロ)を達成する見込み。
日刊工業新聞 2024年11月28日