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延べ床面積6.1万㎡…ANAが200億円投資、成田空港最大の貨物上屋

延べ床面積6.1万㎡…ANAが200億円投資、成田空港最大の貨物上屋

ANAは成田空港の貨物のオペレーションを集約する(右から2人目がANAの井上慎一社長)

全日本空輸(ANA)は16日、成田空港で21日に供用を開始する第8貨物上屋のオープン式典を開催した。成田国際空港(NAA)が200億円を投じて建設し、延べ床面積は6万1000平方メートルで成田空港最大となる。ANAでは隣接する第7貨物上屋と第8貨物上屋に成田の貨物オペレーションを集中し、取扱貨物量を従来比25%増の年間50万トンに引き上げる。

ANAはこれまで、貨物地区の6カ所に上屋が分散し、輸出と輸入の上屋も分かれていた。集約により、日本を経由する三国間貨物の接続時間が5時間から3時間に短縮する。また、無人搬送車(AGV)を60台導入するなど搬送作業の自動化によるオペレーションの効率化や省人化を図る。

井上慎一社長は式典で「貨物事業に重要なピースが加わり、世界のライバルと戦う準備が整った」とあいさつ。ANAは新貨物エリアの名称を「ANA Cargo Base +」として、成田空港における貨物の機能やサービスを強化を国内外にアピールする。

日刊工業新聞 2024年10月17日

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