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トヨタ「ヤリスクロス」など認証不備3車種…8月も生産停止、部品メーカーが吐露する本音

トヨタ自動車は16日、小型スポーツ多目的車(SUV)「ヤリスクロス」など認証の不備に関係する3車種について、8月末まで生産の停止を延長すると明らかにした。国土交通省による基準適合性の調査が続いていることが背景にある。

トヨタは6月に国が定めた基準とは異なる方法で試験を実施したことを公表。トヨタ自動車東日本の宮城大衡工場(宮城県大衡村)と岩手工場(岩手県金ケ崎町)でヤリスクロスと「カローラフィールダー」「カローラアクシオ」の生産を停止している。当初、生産停止期間は7月末までとしていた。

ヤリスクロスは通常時に月間約1万台が生産されているため、部品メーカーへの影響は小さくない。ある仕入れ先は「長引くのは残念」と唇を噛む。別の1次取引先も「早く生産を再開してほしい」と本音を吐露する。


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日刊工業新聞 2024年7月17日

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