ニュースイッチ

全てのEV所有者に、トヨタが「レクサス」充電拠点を開放する狙い

全てのEV所有者に、トヨタが「レクサス」充電拠点を開放する狙い

グラングリーン大阪に設置するレクサス充電ステーションの完成予想図

トヨタ自動車は高級車ブランド「レクサス」で運営する会員向け充電スタンドの利用を、全ての電気自動車(EV)所有者に開放する。事前予約や待ち時間中に特定のサービスを受けられるなど、レクサスならではの体験も可能になる。メーカーやブランドの枠を超えてEVの利便性を向上する。

レクサスではEV所有者向けに、不安や不便さを取り除いたり、独自のサービスを体験したりできる「レクサス・エレクトリファイド・プログラム(LEP)」を展開している。LEPの一環で、事前予約可能な急速充電施設「レクサス充電ステーション」の拡充を進めている。一般のEV利用者も同ステーションの予約・利用をできるようにした。

アカウントを登録し同ステーションの予約画面にアクセスすることで、利用前日から最大2時間の予約が可能になる。東京ミッドタウン日比谷(東京都千代田区)では、LEPの会員と同様にカフェラウンジ「レクサス・ミーツ」でお茶やスイーツのサービスを楽しめる。

レクサスでは同ステーションの拡充も加速する。既存の東京ミッドタウン日比谷や軽井沢コモングラウンズ(長野県軽井沢町)に加え、12月にグラングリーン大阪(大阪市北区)、2025年3月にJRセントラルタワーズ(名古屋市中村区)、24年度内に大名古屋ビルヂング(同)にも新たな充電ステーションを開設する計画だ。


【関連記事】 EVでも成長を目指すオイルシールメーカーの圧倒的強さ
日刊工業新聞 2024年6月26日

編集部のおすすめ