車認証不正を陳謝…ホンダ株主総会、企業統治さらに強化
ホンダの三部敏宏社長は19日の定時株主総会で、型式指定申請における不適切事案について「多くの皆さまに多大なご迷惑をおかけし深くおわびします」と陳謝した。「信頼回復と再発防止に向け、経営層をはじめ、従業員一人ひとりがコンプライアンスやガバナンス(統治)の一層の強化を図っていく」と述べた。
総会では研究開発投資などのほか、日産自動車との協業検討の進捗(しんちょく)に関する質問があった。三部社長はソフトウエアや電動化といった検討テーマを挙げ「かなり具体性を持った検討の段階にある。夏ごろには何らかの進捗を発表できる場を持ちたい」とした。
出席株主数はオンラインを含め510人で、所要時間は1時間53分だった。
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日刊工業新聞 2024年6月20日