ホンダが大型スーパースポーツ2輪の仕様変更、高めた性能
ホンダは2輪車の大型スーパースポーツモデル「CBR1000RR―R FIREBLADE=写真」「同SP」を仕様変更し、3月1日に発売する。中速域の加速性能を高めるなどして、レーストラックでの走行性能の強化と俊敏なハンドリングを向上させた。消費税込みの希望小売価格はCBR1000RR―R FIREBLADEが248万6000円、同SPが284万9000円。国内で年間600台を目標に販売する。
直列4気筒エンジンを搭載し総排気量は999cc。エンジンのピストン頭部の形状変更により圧縮比をアップ。カムシャフトのバルブタイミングやリフト量の変更などと合わせて、中速域の加速性能を高めた。
同社の2輪車としては初めて2モーター式スロットルバイワイヤ(TBW)を採用し、運転時の扱いやすさを向上した。
フレームボディーの構成部品を新たに設計して軽量化と剛性バランスの最適化を図り、旋回性や接地感の向上も実現した。
日刊工業新聞 2024年2月27日