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ホンダが電動化加速へ組織改編、新設3本部の中身

ホンダが電動化加速へ組織改編、新設3本部の中身

ホンダ

ホンダは22日、4輪車の電動化やデジタル化に対応して生産・調達・品質の機能を強化するため、4月1日付で三つの本部を新設すると発表した。生産は生産統括部と生産技術統括部を統合した「四輪生産本部」を設置。事業本部や地域本部などと連携を深め、品質強化や生産体制の高度化を進める。

調達は次世代のソフトウエア定義車両(SDV)に合う体制構築や電動化時代に適した品質・コスト・納期の向上を図るため「サプライチェーン購買本部」を新設。品質はデジタル視点の品質保証やサイバーセキュリティーなどを強化する「品質改革本部」を設ける。

倉石誠司会長が4月1日付で会長を外れ、6月に取締役を退任する人事も発表した。特別顧問として対外的な役割に集中する。会長職は空席とする。青山真二副社長が担っている最高執行責任者(COO)職は4月1日付で廃止する。執行役が各担当の責任を負う形にして、経営の意思決定を迅速化する。


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日刊工業新聞 2024年1月23日

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