ニュースイッチ

EV移動式「ローソン」、三菱商事が実証

EV移動式「ローソン」、三菱商事が実証

EVを使って移動式コンビニエンスストアの実証実験を行う

三菱商事はインドネシアの首都ジャカルタ近郊の都市計画地区「BSDシティー」で、電気自動車(EV)を活用した移動式コンビニエンスストア「モバイル・ローソン」の実証実験を始めた。自動車移動を前提とした設計の同地区で、家族が自動車を使用中で日中に移動手段を持たない消費者や、公共交通で同地区を訪れる通勤・通学者などに商品を提供する。三菱商事のコンビニ子会社ローソンの認知度向上も狙う。

2024年3月末まで実証実験を行う。コーヒーやおでんなどを販売し、実店舗の出店加速に向けた実地調査や移動式コンビニの事業展開の可能性について検証する。

BSDシティーは、三菱商事と同国の不動産デベロッパーのシナール・マス・ランド(SML)が、20年に基本合意書を締結して共同で開発する次世代型の都市。面積が約6000ヘクタールで、デジタル・通信技術や交通、エネルギーなどの都市サービス導入を検討している。

日刊工業新聞 2023年10月31日

編集部のおすすめ