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「ペロブスカイト太陽電池」をマンションに、三井不レジが京大新興と共同研究

「ペロブスカイト太陽電池」をマンションに、三井不レジが京大新興と共同研究

ペロブスカイト太陽電池

三井不動産レジデンシャルと京都大学発スタートアップのエネコートテクノロジーズ(京都府久御山町)は、住宅におけるペロブスカイト太陽電池の活用に関する共同研究を始めた。京大化学研究所の若宮淳志教授の研究室とも連携し、産学連携をテコにペロブスカイト太陽電池の早期実用化を目指す。

エネコートテクノロジーズが開発するペロブスカイト太陽電池を、三井不動産レジデンシャルのマンションなどで活用。実際の生活に近い環境で実証実験を行う。また、ペロブスカイト太陽電池で世界最高の発電効率を達成した若宮研究室と連携し、同電池の安全性や効率性を検証する。

両社は2023年度中に、マンション共用部分の照明や家具、居室内のインテリアに同電池を設置。日中に蓄電した太陽光を、夜間利用などに活用することを予定している。


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日刊工業新聞 2023年10月24日

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