強度4倍で施工容易、信和が橋梁用足場を開発
信和は強度と安全性が高く施工がしやすい橋梁用の足場「ラピッドフロア」を、IHIインフラシステム(堺市堺区)、日建リース工業(東京都千代田区)と共同で開発した。仮設工業会のシステム承認を今後取得し、日建リース工業が2024年4月以降にリースを始める。
三角形を組み合わせたトラス構造のメインフレームと高強度のつりチェーンを採用した。強度は従来品の4倍で積載荷重は1平方メートル当たり200キログラム。つりチェーンは1・8メートル間隔で、作業スペースが広く取れる。床材は従来の鋼製布板が使える。
メインフレームは連結部が回転構造。足場から安全で手軽に張り出し施工ができ、高所作業車の使用を減らせる。継ぎ手金具がワンタッチで着脱可能。部材全体を軽量化し作業負担を軽減した。
日刊工業新聞 2023年10月04日