「無人ヘリコプター」がバイオ燃料だけで飛んだ!
プロドローンが成功
プロドローン(名古屋市天白区、戸谷俊介社長)は、無人ヘリコプター「PDH―GS120」をバイオエタノール燃料のみで飛行させることに成功した。カーボンニュートラルな社会の実現に向けた取り組みの一環。今回の成功を受け、同社は飛行ロボット(ドローン)のエコシステムの構築を進める。
エンジン内部を見直し、国産の純度99・8%のバイオエタノールのみを燃料として飛行に成功した。通常のガソリンに比べ燃費性能は低下するものの、ペイロードなしの状態で1時間以上飛行を続け、飛行時の静粛性も向上したという。
ガソリンスタンドで販売されるバイオ燃料はガソリンにバイオエタノールを数%から数十%混合したもの。それより高い比率の燃料での飛行で、持続可能な開発目標(SDGs)の目標達成や持続可能な社会の推進などへの貢献につながる。
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日刊工業新聞 2023年09月27日