ニュースイッチ

日産の新型「セレナ」受注5万4000台、約6割HVの背景

日産の新型「セレナ」受注5万4000台、約6割HVの背景

先進運転支援システム「プロパイロット2.0」をミニバンとして初搭載した「LUXION」

日産自動車は2022年11月に受注開始した新型ミニバン「セレナ」の累計受注台数が23年6月26日時点で5万4000台に達した。そのうち2月に受注を始めた独自のハイブリッド車(HV)技術「eパワー」を搭載したモデルは同3万台を超え、全体の56%を占めており、直近では受注の6割程度まで増えているという。

全体の受注好調とHV車の割合が増えていることについて、同社の村田直哉チーフマーケティングマネージャーは「電動化がしっかりと受け入れられている。23年度に累計受注台数10万台を狙えるペース」と手応えを示している。

受注台数のうち、eパワーモデルの78%とガソリン車モデルの75%を占めるのは上位グレード「ハイウェイスターV」。高速道路の同一車線を時速40キロメートル以上で走行する際のハンズオフ機能を可能とした先進運転支援システム「プロパイロット2・0」をミニバンとして初搭載した最上位グレード「LUXION(ルキシオン)」は、HV車の受注台数の12%を占め、同社は「ほぼ想定通りの進捗(しんちょく)」とした。


【関連記事】 日産が新しいクルマ作りで必ず頼りにする機械メーカー
日刊工業新聞 2023年07月05日

編集部のおすすめ