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三井物産が米石油大手と実証、「地熱回収」新技術の全容

三井物産が米石油大手と実証、「地熱回収」新技術の全容

地下にループ状の井戸を構築するACL技術(イメージ)

三井物産は22日、米石油大手シェブロンの日本法人と地熱回収の新技術「アドバンスト・クローズド・ループ技術(ACL技術)」の実証試験を開始することで合意したと発表した。地下にループ上の井戸を構築して地上から水を供給し、地熱を利用して発電する。従来のように地下から熱水や蒸気を直接取り出す必要がなく、調査・開発の難易度を下げられる。

三井物産の100%子会社である三井石油開発を通じて、2023年から25年にかけて北海道のニセコ地域で実証試験を実施する。早ければ29年の発電開始を目指す。

ACL技術は周辺環境への負荷が低い技術としても注目され、北米や欧州でも実証試験が実施されているという。三井物産とシェブロンは、ACL技術の商業化など国内外での地熱発電事業の展開を検討する。

日刊工業新聞 2023年06月23日

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