古河ロックドリル（東京都千代田区、荻野正浩社長）は、国内市場向けに大型油圧クローラードリルの新シリーズ「ＨＣＲ　Ｌ１１０―Ｅ５」を発売した。排出ガス５次規制（オフロード法２０１４年基準）に適合したクリーンエンジンを採用したほか、シリーズ最大の大孔径を実現する高出力型油圧ドリフターと最先端の低燃費化技術を搭載し、高い穿孔（せんこう）性能と燃料消費量の低減を実現した。価格はオープンで、２３年度に３０台の販売を目指す。

穿孔径は、ＨＣＲシリーズで最大となる１５２ミリメートルを達成。大きなビットとロッドの搭載により、高い直進性とスピーディーな穿孔を持たせた。

また最先端の低燃費化技術の採用により、穿孔作業時のエンジン回転速度を岩質に応じて選択ができることで穿孔性能を維持しつつ、燃料消費量を低減できる。エンジンは米キャタピラー製を採用した。