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JDIが中小型液晶ディスプレー生産工場をソニー系に売却

ジャパンディスプレイ(JDI)は2024年4月1日付で、中小型液晶ディスプレー生産を手がける東浦工場(愛知県東浦町)をソニーセミコンダクタマニュファクチャリング(SCK、熊本県菊陽町)に売却する。売却額は公表していないが、同工場の23年2月末時点の簿価は54億円。売却時の簿価と売却額の差額を25年3月期に譲渡損益として計上する。

東浦工場はもともとソニー傘下の工場で、現在もSCKが工場内でカメラや仮想現実(VR)向け超小型有機EL(マイクロOLED)ディスプレーを生産している。SCKは今後もマイクロOLEDの生産などを継続する。

JDIは22年に、構造改革の一環で東浦工場における生産を23年3月末に終了する方針を発表済み。車載向けなどの生産は他の事業所に移す。JDIは4月から同工場内に「東浦エンジニアリングセンター」を置き、売却後も設計や試作・解析などを続ける。


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日刊工業新聞 2023年03月15日

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