江ノ電「江ノ島駅」に「水耕栽培+水産養殖」施設
アクポニ(横浜市中区、浜田健吾社長)は、江ノ島電鉄(神奈川県藤沢市)と水耕栽培と水産養殖を組み合わせた「アクアポニックス」事業に関する連携協定を締結した。地域課題の解決や循環型社会の推進を目的に、アクアポニックスを活用した実験などを実施する。第1弾として、江ノ島駅(同)構内にアクアポニックス施設を3月に稼働させる。
アクアポニックス施設では、魚(テラピア)と葉物野菜(レタス)を育てながら、アクアポニックスの認知拡大を主眼としたプロモーションを行う。また、生産物を地域に提供するなどの事業可能性を検証する。今後、生産できる魚や野菜の品目を増やすとともに、加工品などの6次化や海水を活用したアクアポニックスも行う。
アクアポニックスとは、水耕栽培と水産養殖を掛け合わせた無農薬・無化学肥料・無除草剤の循環型農業。魚や微生物、植物の三者が生態系をつくりバランスよく循環する、生産性と環境配慮の両立ができる農業として注目されている。
日刊工業新聞 2023年02月10日