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工作機械でインドに20億円新工場、ブラザー工業の展望

ブラザー工業は、インドに工作機械の新工場を建設すると発表した。2024年12月の生産開始を目指す。総事業費は約20億円。同社は「産業用領域」を注力分野として掲げており、24年度までの中期戦略で工作機械を扱う産業機器事業の大幅な成長を目指している。

新工場はインド南部のベンガルール市近郊に置く。延べ床面積は7300平方メートル。

同社は22年3月に同市に、工作機械のアフターサービスやマーケティングなど担う現地法人ブラザーマシナリー(インド)を設立しており、新工場建設に合わせて、同法人に生産機能を追加する。新工場の建設地はトムクール地区の日本工業団地で、同法人から車で1時間半ほどの距離にある。

ブラザーは現在、刈谷工場(愛知県刈谷市)と中国・西安市の工場で工作機械を生産している。これにインドの工場が加わることで、インドの顧客により短納期で製品を届ける体制を構築する。

新工場では二酸化炭素(CO2)排出削減の取り組みとして、屋上に太陽光パネルを設置。工場の稼働に必要な電力の一部は再生可能エネルギーで賄い、年間で約600トンのCO2排出削減を実現する予定。


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日刊工業新聞 2023年02月08日

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