グーグルが自動運転車でワイヤレス給電の実験中と専門誌報道
米2社の技術利用、バッテリー充電作業も自動化へ
中国・BYDやカリフォルニアの電気バス用にも採用
ヒーボの試作システムはすでにロサンゼルスで電気バスに採用済み。モーメンタムのものも、ロッキード・マーティンほか、フェデックス、中国・BYD、それにカリフォルニア州内のバス会社に設置されている。特にモーメンタムの大出力タイプを使えば、電気バスのバッテリーをわずか数分で充電でき、事実上の24時間稼働が可能になるという。
ワイヤレス給電による派生メリットとしてはこのほか、給電ステーションを各地に設置すれば、車載バッテリーを小型化できる可能性がある。自動車本体の軽量化や設計自由度の向上、コストダウンにもつながる。
ただ、IEEEスペクトラムの取材に対し、2社のスタートアップともグーグルとの関係については回答を拒否した。グーグルも「自動運転車については多種多様な技術を試験している」とだけ答えているという。
【Momentum Dynamicsの映像】
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