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デジタルツインで工場の建設・運用を最適化、清水建設の新サービスの中身

デジタルツインで工場の建設・運用を最適化、清水建設の新サービスの中身

Growing Factoryのバーチャル空間(食品工場での適用イメージ)

清水建設はバーチャル空間でのシミュレーションにより、工場の建設・運用を最適化するエンジニアリングサービスを始めたと発表した。独自の生産シミュレーターと3次元(3D)プラントモデルを連携させ、プラントモデルのデジタルツインを構築。各種性能を検証することにより、短時間で最適な施設計画の策定を可能にした。完成後も稼働データと設計データを比較・検証し、よりよい運用につなげる。

清水建設のプラントエンジニアリング「Growing Factory」として展開する。設計段階ではバーチャル空間に建設した複数のプランでシミュレーションを重ね、導入・運用コストや品目別の生産能力などを検証。事業予算に応じた最適なプランを作成する。生産・物流の自動化・省人化のほか、シミュレーション結果に基づき製造設備や搬送機器の最適な組み合わせも提案する。

工場の稼働後には実際の稼働データを基に、生産ラインのボトルネックやライン稼働率、構内物流といった項目をデジタルツインで可視化。改善策の実証など、工場の稼働率向上につながる取り組みを進める。併せて電力使用データと過去の実績を比較・検証し、エネルギーの使用特性を解析。使用電力の削減策のほか、創エネルギー設備の導入やグリーン電力の活用の検討も促していく。

日刊工業新聞 2022年12月16日

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