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「業績は好調ではないが」…自動車用排気パイプ手がける中小企業が「インフレ特別手当」8万5000円の支給を決めた理由

シンニチ工業(愛知県豊川市、木下雄輔社長)は、消費者物価の高騰を受け、全従業員に「インフレ特別手当」として一律8万5000円を13日に支給する。対象者はパートタイムを含む全従業員57人。一時金で従業員の生活費を支援する。

同社は主に自動車用排気パイプなどの大径薄肉パイプを製造販売する。ステンレスや鉄、チタンの仕入れ価格が高騰しており「業績は好調ではないが、消費者物価高騰はどうしようもないこと。外的要因である部分は補填したい」(木下社長)と支給を決めた。

日刊工業新聞 2022年12月13日

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