航続距離280km・35人乗り「EV観光バス」の性能
EVモーターズ・ジャパン(北九州市若松区、佐藤裕之社長)は、電気自動車(EV)観光バス(写真)の受注を始めた。独自技術の「アクティブ・インバータ」を搭載し、航続距離は280キロメートルを確保した。全長は8・8メートルで、乗車定員は35人。価格は仕様により異なるが数千万円を想定する。納車は2023年夏頃を予定する。
容量210キロワット時の電池を搭載し、非常時には移動用電源として使える。事業継続計画(BCP)対策にも活用可能。オプションで側面やルーフに太陽光発電パネルを装着できる。路線バスも手がけており、22年夏に受注を開始。近く納車を始める。
同社は大手メーカーで30年以上にわたって、電池や制御システムを研究してきた佐藤社長が19年に設立。従業員は約40人。
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日刊工業新聞 2022年12月13日