ＪＲ東日本は８日、スマートフォンに表示した２次元コード「ＱＲコード」を利用した乗車サービスを２０２４年度下期に東北エリアで始めると発表した。切符予約サイト「えきねっと」で乗車券類を予約・購入する際、「ＱＲ乗車」を選択でき、アプリに表示されたＱＲコードを自動改札機にかざすと新幹線や在来線にチケットレスで乗ることができる。今後、提供エリアを順次拡大していく。

２２年１２月から自動改札機の取り換えに合わせ、一部にＱＲリーダーを搭載した新型の自動改札機を設置する。自動改札機を設置していない駅では利用者がアプリ上で利用開始・終了の操作をする。

ＩＣ乗車券「スイカ」を持っていない利用者でも、券売機や窓口を経由せずに乗車できる。深沢祐二社長は「将来的には磁気切符をなくすことを目指している」と述べた。