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トヨタの小型ピックアップトラック「ハイラックス」生産の新工場が稼働開始

ミャンマー工場、クーデター・コロナ禍で遅れ

トヨタ自動車は12日、ミャンマーに新設した完成車工場の稼働を9月に始めたと明らかにした。当初は2021年2月に稼働する予定だったが、同時期に起きたクーデターや、コロナ禍の影響で見送っていた。状況が安定してきたことを受け、1日当たり1―2台のペースで生産しているという。

新工場はミャンマー最大都市であるヤンゴンの南部近郊に位置する、ティラワ経済特区にある。トヨタとしては同国初の完成車工場になる。生産車種は小型ピックアップトラック「ハイラックス=写真」。年2500台規模で生産し、稼働当初は日本などから主要部品を輸出し現地で組み立てる「セミノックダウン」方式を採用する計画を発表していた。

現地の産業発展やモノづくりを通じた人材育成への貢献などを狙い、情勢を慎重に勘案して稼働を始めたという。今後の増産計画などは未定としている。


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日刊工業新聞 2022年10月13日

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