アシックスとミズノ、脱炭素“新シューズ”を開発
アシックスとミズノは、温室効果ガス排出量を抑えたシューズをそれぞれ開発した。材料調達・製造、輸送、使用、廃棄の各段階で環境負荷が低減できるよう工程を見直した。環境意識が高い消費者に売り込む。
アシックスはスニーカー「GEL―LYTE Ⅲ CM1・95」を2023年に発売予定。1足当たりの排出量は二酸化炭素(CO2)換算で1・95キログラム。材料調達・製造において従来比8割の排出量削減を実現した。ミッドソールと中敷にサトウキビ由来の材料を配合。サトウキビの成長過程でのCO2吸収量が削減要素となる。
ミズノは「WAVE NEO COLLECTION」ブランドでCO2排出量を最大2割削減したランニングシューズを発売した。植物由来材料などを採用。消費税抜きの価格は2万円で初年度5万足の世界販売を目指す。米国ジョージア州で1―2月に約10万本を植林しており、1足に2本の計算でカーボンオフセットとする。
日刊工業新聞2022年9月16日