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「コロナ」「ウクライナ侵攻」…製造業への供給網に最も影響を与えた事象は?

キャディ(東京都台東区、加藤勇志郎社長)は、地政学リスクや社会情勢の変化が製造業(機械・電機など)のサプライチェーン(供給網)に与えた影響に関する調査をまとめた。

2022年に自社のサプライチェーンに影響を与えた事象については、トップが「中国のロックダウン・操業停止」で、2位が「ロシア・ウクライナ問題」、3位が「世界的なコロナウイルス感染症の拡大」と続いた。いずれも輸送用機械器具が他業界と比べ高かった。

影響を受けた調達品では、トップが「材料」で、以下「電気部品」「メカ部品」と続く。材料では「価格高騰」「納期遅延」などの影響を受けた例が多い。調達難に対応している企業は全体の6割だが、従業員100人未満は対応していない企業が3割に達した。

調査はインターネットで実施。期間は8月19―23日、回答者は年商1000万円、従業員10人以上の企業に勤務する3727人。

日刊工業新聞2022年9月6日

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