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3万kWガスタービン新技術、川重が水素30%混焼DLE燃焼器を投入

3万kWガスタービン新技術、川重が水素30%混焼DLE燃焼器を投入

新燃焼器によりガスタービンを水素混焼にできる

川崎重工業は、出力3万キロワット級ガスタービン「L30A」で水素を30%混焼できるようにする燃焼器を発売した。出力8000キロワット級と1800キロワット級に続き、3機種目。工場、ビル、病院などの自家発電用のガスタービンを水素混焼に改造できると提案し、脱炭素化需要を取り込む。ガスタービン本体や関連システムと一体販売する。

DLEと呼ぶ、水や蒸気の噴射によらず燃焼温度を低く制御し、窒素酸化物(NOX)排出量を削減する方式の燃焼器を出力3万キロワット級向けに開発した。メーンバーナーの希薄予混合燃焼と追い焚(だ)きバーナーによる燃焼を組み合わせる。希薄予混合燃焼でNOX発生を大幅削減し追い焚きバーナーで温度を高めず燃焼しNOX排出量を低く保つ。

ガスタービン本体を改造せず装着できるため、導入済みのガスタービンを流用して水素混焼を実現できる。

日刊工業新聞2022年8月3日

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