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日立エナジーが英ペトロファックと協業、洋上風力の市場に乗り出す

日立エナジー(スイス・チューリヒ市、クラウディオ・ファキン最高経営責任者〈CEO〉)は、英ペトロファックと洋上風力発電設備向けの高圧直流送電(HVDC)と高圧交流送電(HVAC)システムに関する協業契約を締結した。日立エナジーのHVDC変換器「HVDC Light=写真」やHVAC変圧器などのシステムを、エネルギーインフラ設計・調達・建設(EPC)事業者であるペトロファックと共同で受注していく。

世界で洋上風力の市場が拡大しており、EPCパートナーとの協業を拡大する。HVDC Lightは系統停電時の電力復旧(ブラックスタート)などが可能な自励式のHVDC変換器。1%以下の低電力損失や、変換所を省スペース化できるといった特徴がある。

ペトロファックは石油、ガス、化学、再生可能エネルギーなどのインフラのEPC事業を手がける。中東、北アフリカ、北海を中心に、インド、東南アジア、米国などでも事業展開している。

日刊工業新聞2022年7月15日

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