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町工場風のカラオケルームが面白い、地域密着コラボでものづくりの町に誕生

町工場風のカラオケルームが面白い、地域密着コラボでものづくりの町に誕生

盛光SCMの照明器具を使用しプロデュースしたカラオケルーム

町工場などをコンセプトにしたカラオケルームがモノづくりの町・東大阪市に誕生―。ジャンボカラオケ広場(ジャンカラ)を運営するTOAI(京都市中京区、東原元規社長)と盛光SCM(大阪府東大阪市、草場寛子社長)、共和鋼業(同、森永耕治社長)、近畿大学がコラボレーションし、モノづくりの魅力などを演出するジャンカラ「ディープ布施店」が、このほどオープンした。

同店はTOAIが地域密着でコラボ展開するカラオケ店。大阪らしさが残る東大阪をイメージしたモノづくりやスナック風の部屋、食は大阪B級グルメ「かすうどん」などを用意。通路には町工場の写真を展示している。

モノづくりのコンセプトルームは計5室。部屋照明器具などを製造販売する盛光SCMやひし形金網製造販売の共和鋼業、近畿大文芸学部岡本清文教授のゼミに各部屋のプロデュースを任せた。

盛光SCMの部屋は空間デザイナーの桑山真弓氏とコラボし、同社の照明を内装意匠に使用。部屋入り口の2次元コード(QRコード)を読み込むと同社のサイトに接続。共和鋼業は家具を含め部屋全体を金網空間としネオンサインで“かなあみは共和鋼業”と点灯する。森永社長は「当社の思いを詰め込んだ。製品展示でき、ありがたい」と語る。近畿大の3室は工場の廃材など利用し、国連の持続可能な開発目標(SDGs)を意識した。TOAIは同店のようなコンセプトの地域密着店を展開する考えだ。(東大阪)

日刊工業新聞2022年7月4日

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