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磁石の性能向上をモーターエネルギー効率化につなげる、産学連携体を発足

物質・材料研究機構は30日、TDK、大同特殊鋼、信越化学工業、日立金属と共同で産学連携体「磁石マテリアルズオープンプラットフォーム(MOP)」を発足したと発表した。物材機構13人、4社計20人の研究者が集まり、希土類(レアアース)を使った永久磁石の基盤研究を進める。磁石の性能向上をモーターのエネルギーの効率化につなげ、脱炭素に貢献する。

共通課題として磁石特性が発現する原理の解明や磁石の製造プロセスを設計するための熱力学データベースなどを研究する。オープンに研究を進め、その上で個社と物材機構が秘密保持契約を結び、個々に開発を進める。

原理解明とプロセスの設計ツールの開発を並行して進めることで、学術的な探究と産業競争力を両立させる。

日刊工業新聞2022年5月31日

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