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半導体装置が押し上げ、鉱工業生産指数が上昇

経済産業省がまとめた地域経済産業動向調査によると、3月の全国鉱工業生産指数(確報値、2015年=100)は前月比0・3%増の96・5となり2カ月連続で上昇した。関東、九州など6地域が上昇した。自動車の生産調整が緩和されたことや半導体製造装置の生産増が全体を押し上げた。

 

輸送機械は同5・1%減の82・4となり2カ月ぶりに低下した。低下は中国、九州など5地域。

 

九州は海外から輸入する部材、中国は半導体部品の調達がそれぞれ滞り、生産低下に影響した。

 

一方、東北や関東など5地域は自動車部品などの生産が堅調で上昇した。

 

電子部品・デバイスは同2・0%増の119・2と2カ月ぶりに上昇した。東海、北陸中国の3地域が上昇した。北陸はスマートフォン向けの部品需要が堅調だった。

 

一般機械は同1・9%増の112・4となり2カ月ぶりに上昇した。上昇は東北、九州四国の3地域。

 

東北は半導体製造装置や印刷機械、九州は半導体製造装置や産業用ロボットの生産が伸びた。

 

先行きは4月が上昇、5月は低下を見込む。

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