ニュースイッチ

スマホで年金額見える化します、厚労省がシミュレーター試験運用

「スマートフォンやタブレットで、簡単に年金額を見える化します」―。厚生労働省が「公的年金シミュレーター」を開発し、試験運用を始めた。公的年金について、将来受給可能な年金額を試算できる。

日本年金機構から送られる「ねんきん定期便」に記載された2次元バーコードをスマホやタブレットで読み取り、生年月日を入力する。これにより、働き方や暮らし方の変化に応じて、受給可能な将来の年金額を確認できる。

個人がさまざまなリスクに備えるには、公的保険の保障内容を理解したうえで、必要に応じて民間企業の保険に加入することが必要だ。公的シミュレーターはこうしたニーズに役立つ。自身のライフプランに応じた資産形成を検討する際のツールとしても使用可能だ。

日刊工業新聞2022年5月6日

編集部のおすすめ