大型自動運転バスが福岡空港を走る
三菱商事といすゞが実証開始
三菱商事はいすゞ自動車や西日本鉄道などと共同で、公共交通におけるドライバー不足を解決するため、いすゞ製大型バスによる自動運転の共同実証を始めた。福岡空港で実証を行い、大型自動運転バスの技術評価や改善、安全性や利便性に関する知見を獲得する。2025年頃の高度運転自動化「レベル4」実現を目指す。
3月から約1カ月間実証する。空港の国内線・国際線連結バス道路(約1・4キロメートル)に自動運転バス1台を導入し、1日8往復運行する。一般の客は乗車できず、限定された区域を走る部分運転自動化の「レベル2」実証から始め、段階的に自動運転技術を高める。
運用・サービスに関する問題点を洗い出し、将来的な社会実装の実現に向けた検討を進めつつ、少子高齢化による労働力不足などのさまざまな社会課題の解決に取り組む。
日刊工業新聞 2022年3月9日