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キリン仙台工場が低アルコール飲料の生産を担う狙い

キリンビールは、仙台工場(仙台市宮城野区)に新設した低アルコール飲料の製造ラインを本格稼働した(写真)。製造能力は年間約14万キロリットル。投資額は物流機能の増強を含めて約75億円。同飲料の製造拠点は今回で7カ所目。仙台工場では「氷結」「本搾り」「発酵レモンサワー」など低アルコール飲料の主要商品を製造する。

仙台工場ではこれまでビール類の製品に対応していた。これまで東北エリア向けの低アルコール飲料は、取手工場(茨城県取手市)が担っていたが、今後は仙台工場が同飲料の生産・供給も担う。輸送距離の削減により、年間の二酸化炭素(CO2)排出量を約3000トン削減できると試算している。

日刊工業新聞2022年2月25日

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