豊田自動織機は、つり下げ式高速仕分けシステム「ポケットソーター＝イメージ」が国内で初めて採用されたと発表した。ＺＯＺＯが２０２３年１月の完成を目指す物流拠点「ＺＯＺＯＢＡＳＥつくば３」（茨城県つくば市）で、同年８月に稼働を始める予定だ。受注額は非公表。主に衣服などを出荷する際の仕分け作業に使われる。同システムの導入により仕分け工程で約５０％の省人化を見込む。

ポケットソーターは豊田織機のオランダ子会社のファンダランデが開発したシステム。レールからつり下げたポケットに荷物を入れる仕組みで、幅広い形状に対応できる。倉庫から取り出した荷物をポケットに入れると、自動で配送先や注文ごとに仕分けて梱包（こんぽう）工程へと運ぶ。１時間当たり８０００点の仕分けが可能で、仕分け作業の効率化につなげる。