富士通が提供する企業のSDGs達成を後押しするサービスの中身
リッジラインズと連携強化
富士通とRidgelinez(リッジラインズ、東京都千代田区)は、国連の持続可能な開発目標(SDGs)で定められている環境課題の解決に向けて連携を強化する。第1弾として、SDGs達成に向けた経営戦略立案から対策の実施までを支援するコンサルティングと、サプライチェーン(供給網)の二酸化炭素(CO2)排出量を算定・可視化するサービスを提供する。2023年度末までに300社への採用を目指す。
コンサルティングはESG(環境・社会・企業統治)に焦点を当てたサステナブル(持続可能)経営戦略立案支援や、CO2排出量ゼロを目指すカーボンニュートラル実現化支援などで構成。リッジラインズが提供する。
リッジラインズはこれに伴い、社内体制を強化。22年1月にカーボンニュートラル領域について、再生可能エネルギーやバイオテクノロジーなどの専門性を備えた人材を中心とする組織「SXプラクティス」を新設し、順次人員を拡充する。
CO2排出量の算定・可視化は、企業が直接排出するCO2に加え、サプライチェーンでの間接的なCO2排出量も含めて算出・可視化、削減に向けた支援を行う。富士通が担当する。
日刊工業新聞2021年12月28日