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会社員がSDGsの17の開発目標で最も取り組みたいものは?

JTBコミュニケーションデザイン(東京都港区、古野浩樹社長執行役員)は、「SDGsと社員のモチベーションに関する調査」をまとめた。会社員のSDGs認知度は82・5%と高い一方、理解度は56・0%にとどまった。理解度を役職別でみると、課長・次長クラス以上は7割を超えており、役職が高いほど理解度が高かった。

勤務先について「SDGs達成の取り組みを評価できる」は21・6%にとどまった。さらに「今後、勤め先の会社はSDGs達成に取り組むべき」とする回答は48・3%と半数近くに上った。

SDGsの17の開発目標について、社員として取り組みたいことは、目標8「働きがいも経済成長も」(回答率67・3%)、目標3「すべての人に健康と福祉を」(同66・5%)、目標7「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」(同64・2%)の順に回答率が高かった。

また、取引先にSDGs達成への取り組みを求める傾向が表れた。現状でSDGsに取り組んでいるかを考慮している人は2割だったが「今後は、取引先の会社が、どれだけSDGsに取り組んでいるかを、今よりも意識する」は36・9%と増加。さらに役職者の4割以上が取引先のSDGsへの取り組みに注目している。

調査は全国の企業に勤める男女1030人を対象に行った。

日刊工業新聞2021年11月19日

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