女性や高齢者も簡単に使える。井関農機が歩行型の半自動野菜移植機
井関農機は歩行型の半自動野菜移植機「PVH103=写真」シリーズを発売した。随伴する作業者がカップに苗を投入、機械が畝に沿って前進しながら苗を植える。ジャガイモやサツマイモ、エダマメ、葉茎野菜などさまざまな野菜苗に対応する。始動性の良い新エンジンを搭載して作業性を向上。機体の下降を防止する「機体下降ストッパ」を標準装備した。消費税込みの価格は68万5300―123万6400円。
機体下降ストッパは休憩時に使用する。スタンドの立てられない畝の途中でも使用できる。軽量・コンパクト設計で女性や高齢者でも簡単に扱える。キャブレター内の燃料をワンタッチで排出する「キャブドレン」の採用により、保管時などの燃料トラブルを防止。自動高さ・水平調節機構付きの機種は畝の高さに連動して機体を自動で上下させ、一定の植え付け深さを保てるほか、機体の水平保持により畝の中心線上に植え付けができる。
日刊工業新聞2021年12月29日