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メンテコスト最大2割削減する「次世代ホイールローダー」

キャタピラージャパンが発売
メンテコスト最大2割削減する「次世代ホイールローダー」

次世代ホイールローダー「Cat980」

キャタピラージャパン(横浜市西区、ジョー・モスカト代表執行役員)は、次世代ホイールローダー「Cat980/982」を発売した。実績のある980M/982M型をベースに開発。最大で20%のメンテナンスコスト削減、10%の生産性向上を達成した。特定特殊自動車排出ガス規制法(オフロード法)2014年の排ガス基準もクリア。消費税抜きの価格は980型(写真)が6614万7300円、982型が7440万2800円。

メンテナンスコスト削減ではエンジンオイルやフィルターの交換間隔を500時間から1000時間、作動油を3000時間から6000時間にそれぞれ延長。リモートフラッシュとトラブルシュート機能搭載で、ソフトウエア更新やマシン状況を遠隔で把握できるようにした。バケットの荷の重量を高精度で計量する機能も装備。

生産性向上ではオートセットタイヤ機能により適切な積み込み技術を促して、タイヤスリップと積み込み時間を大幅に削減できる。バケットの積み込みサイクルを自動化して常に高いバケット充填率を保てる。

日刊工業新聞社2021年12月20日

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