トヨタが建設地を決めた米国初・車載電池工場の全容

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トヨタ自動車は、米国で初となる車載電池工場の建設地をノースカロライナ州に決めた。まずはハイブリッド車(HV)用リチウムイオン電池の生産で2025年の稼働開始を目指しており、当初の生産能力は年80万台分を見込む。設備や用地、建物を含めた投資額は計約12億9000万ドル(約1465億円)。

建設地は同州グリーンズボロ・ランドルフ・メガサイトで、多様で熟練した労働力などがあることから決めたという。1750人の新規雇用を見込む。25年の稼働時は20万台分のリチウムイオン電池生産ラインを計4本立ち上げる計画。工場全体の生産能力はライン6本、計年120万台分で、段階的に生産能力を引き上げる。電気自動車(EV)用電池生産の検討も進める。

11月に電池生産会社「トヨタ・バッテリー・マニュファクチャリング・ノースカロライナ」を新設した。資本金は生産設備の費用を除いて4億6800万ドル(約530億円)で、出資比率は米トヨタモーターノースアメリカ(TMNA)が90%、豊田通商が10%。ノーム・バッフーノTMNAシニアバイスプレジデントが暫定代表を兼務する。

またカーボンニュートラル(温室効果ガス排出量実質ゼロ)を目指し、新工場では100%再生可能エネルギーを使う予定だという。トヨタは今回の投資も一部含め、30年までに米国での電池生産に約34億ドル(約3800億円)を投じる計画を明らかにしている。

日刊工業新聞2021年12月8日

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